「白鳥白鳥」グループでの活動終了に関するお知らせ

二丁目の魁カミングアウト 公式ホームページ

2020/06/29 20:00

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いつも二丁目の魁カミングアウトを応援していただき、誠にありがとうございます。


皆様に大切なお知らせがございます。


この度、メンバーの「白鳥白鳥」が本年6月30日(火)をもってグループでの活動を終了することとなりました。


突然のお知らせとなり大変申し訳ございません。


これまで、本人を含むメンバー3人やスタッフと、活動の継続も選択肢の一つとして話し合ってまいりましたが、本人の意思を尊重したいという思いからこのような結論に至りましたこと、何卒ご了承ください。


二丁目の魁カミングアウトの今後といたしましては、本年7月1日(水)よりミキティー本物、ぺいにゃむにゃむの2名にて活動を続けて参ります。


※今後発売が決まっているライブ映像等の作品に関しましては、3人または4人での映像となります。


白鳥白鳥の活動終了に関する詳細につきましては、本人からの下記コメントをご参照ください。


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いつも応援してくださっている皆様へ


白鳥白鳥です。

突然ですが、二丁目の魁カミングアウト 白鳥白鳥としての活動を終了させていただきます。

皆様にとっては急な発表で驚かせてしまい申し訳ございません。


どうして急に?と思われるかもしれませんが、私にとって急に訪れた事ではありませんでした。詳細についてお話をさせていただきたいと思います。お目を通してくださると幸いです。


はじめに、私は性別違和(※)を抱えています。

実際に持って生まれた男性や女性の身体的特徴と、自分の頭・心で考える自分自身の本来の性別が噛み合っていない状態・感情をさします。

(※性別違和の表現に関しては、様々な思いがある事と存じます。ここでは私の一例として表現させていただき、詳しくは割愛させていただきます。)


かつての私にとって、自分の事で確実にはっきりしている事は「男性が好き」である事でした。

自分自身はどんな性として男性を愛しているのかについては、ずっとわからなくて悩んできました。


子供の頃から「オカマ」だといじめらたり、陰口を言われたり、たくさんの純粋な子供の言葉に傷ついてきました。気がつけば自分の中の自尊心なんてものは何も残っていませんでした。

自分の見た目がどんどん嫌いになっていきました。幼少期の私がもっと可愛くって女の子みたいだったなら、また未来は違っていたかもしれません。


綺麗な女の子になれないなら諦めてしまった方がマシかもしれない。でも男の子が好きな自分は、

「…つまりゲイなんだ。」

悩む事から目を背けるように自分を納得させるようになりました。


「ゲイ」という自認が生まれてからも、

やっぱりどこか違うような違和感はずっとあって、でもそんな曖昧な感覚は心の奥底にしまってしまいました。


そこで今の活動でもある"ゲイ"アイドルに出会います。アイドルに憧れ続けた私にとって、唯一無二の「ゲイ」を公言して活動している事はおおきな希望でした。


その頃の私の心の中は、

「性自認は<多分>男性だから、<多分>ゲイ」

たくさんの多分はあるけれど、その頃は実際そう思い込んでいました。そして、ゲイの男性を募集されていたので応募いたしました。


ありがたい事に拾っていただき、たくさんの素敵な景色や応援してくださるファンの皆様に出会えました。

加入からしばらく過ごしていく中で少しずつ、少しずつ、自分の中の不安要素が育っていきました。


ゲイというセクシャリティーを公言して活動をしていくうちに

「はたして私は本当に男性として男性が好きなのだろうか?」という疑問が自分の中を駆け巡りました。

そこに気がついてしまってから、世間のイメージ、求められる像、そして本来の自分自身がちぐはぐになっていく感覚を憶えました。


その後の活動の中でおおきなきっかけというのはないのですが、いつのまにか自分の性自認は男性ではない事を強く感じていました。


それからはずっと1人で抱えて生きていきました。抱えてきましたが、ダムが決壊するように私の"白鳥白鳥"は形を保てなくなりました。


こういった人に見られる活動をしていく中で、

みなさんの温かいお言葉やお気持ちで瀕死状態の自尊心が高められてゆき、女性になってもいいんじゃないだろうかという思いが少しずつ芽生えてきました。


しかし、心に秘めている事と活動内の自分がちぐはくで自分でも自分がわからなくなってしまいました。


その時にやっとメンバー、スタッフさんに

私は性別違和を抱えている事を告白しました。

温かく受け止めてくれて、私の性別が違ってもアイドルとして頑張れる為の色んな道の提案もしてくれました。


しかし私の中の白鳥白鳥は、ゲイアイドルの白鳥白鳥だったんです。本来の自分では白鳥白鳥を保つ事が難しく思いました。


2020年6月30日をもって白鳥白鳥としての活動を終えます。

最後にライブでお返しする事がせめてもの礼節だと頭でわかってはいます。

しかし、この先の見通しが立たない中その期間を待つ事が私には難しかったです。

本当に申し訳ございません。 


私は私の中の人として、もっと自分を好きになれるよう生きていきたいと思っています。

二丁魁のコンセプトであるこの言葉を使う事は、少しずるいかもしれません。

ずるいですよね。


ずっとゲイだと思ってたのに騙された!なんて思う人もいるかもしれません。

しかし、性自認など自身の心や気持ちの状態は流動的に変化していく事もあります。

小さい頃から気づいている方もいれば、大人になってから気づく方もたくさんいます。

私自身もずっと勘違いをしていた、というのが今の思いです。


(※今回の文章は私にとっての私の答えなだけであって、性別違和をもつ全ての意見や思いとは限りません。私たち"LGBT"と言われる存在も色んな方、色んな人種、色んな考え方が一人一人に存在します。

あの人がああだから、この人はこうなんだ!なんて他者が慮る事はできません。

ストレートの方々の中にも色んな色があるように、私たちも一括りではなくそれぞれが色んな色を持ち合わせています。)


つたない文章ではありますが、この文章から勘違いされる方が少なければ幸いです。

私は私、あくまでも一例です。


皆様からたくさんの愛をいただいたにも関わらず、最後にお返しする事ができなくて本当に申し訳ございません。


色々と文章を書き連ねましたが、アイドル活動自体に不満を持った事はありません。

すごくキラキラで、私が想像した何千、何万倍も素敵なものでした。

短い期間だったのに、あんな大きなステージに立てたんだよ!こんなに素敵な人たちに出会えたんだよ!なんて事は私の人生の誇りです。

私は私の意思でこの活動を選びましたし、これまでの活動に後悔なんて1mmもありません。

私はこれまでの人生の中でたくさんの後悔や黒歴史に悩まされていましたが、二丁魁でいられた期間はそうならないと思っています。

本当に素敵な時間をいただいておりました。


これまで出会えた皆様、応援してくださった皆様、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。


2020年7月1日以降の

今後の私の活動といたしましては

加入以後、二丁目の魁カミングアウトにおける

グッズ、CD、DVD、Blu-ray等ジャケットデザイン、ライブフライヤーや告知画像等

全てのデザインを担当させていただきました事を活かし、

フリーランスでグラフィック等のデザイン業もしていこうと予定しております。


本名の「志保(しほ)」として活動をしていくつもりです。


白鳥白鳥のTwitterアカウント(@haku_sakigake)は活動名を変更して引き続き使用していく予定です。

御用命や御連絡の際はそちらまでご連絡いただけますと幸いです。

不躾は承知ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

約3年間、白鳥白鳥を愛してくださりありがとうございました。

私も白鳥白鳥を愛していましたし、同じように皆さんのことを愛しています。

受け入れてください、応援してください、なんて横柄な事は言えませんが、私自身もの凄く悩んで出した答えです。少しでも皆さんに伝わっていたならばと願っています。


そして、同じ様な悩みを抱えている皆様にとっても私の新しい道の選択が少しでも希望になれば嬉しいです。


続ける選択をしてくれたミキティー本物、ぺいにゃむにゃむの2人とは

今後もご飯に行ったり、笑い合ったり、共に時間を過ごしていけたらと思っています。


一つお願いがあります。

私から言える事ではない事は重々承知ですが、

私が辞めてからメンバーが変わったり、形が変わったとしても、続ける事を選んでくれたメンバーを愛をもって受け止めてあげてほしいなと思います。

少なからず私が辞める事でメンバーの数が変わりますし、何かしら形は変わっていくと思います。

このメンバーだったから二丁魁だった、と思ってくれるのは嬉しいですが、前を向いて進んで行く人たちにかける言葉は前向きな言葉だと嬉しいです。

これまでもそうでしたが、セルフプロデュースで活動していく上で耳に届く声はすごく大きいです。

どうかメンバー2人の事をよろしくお願いいたします。すみません。私が勝手に辞めるのに、更にお願いを重ねてしまって。


約3年間、本当にありがとうございました。

これからの二丁目の魁カミングアウトも、

私個人といたしましては「志保(しほ)」として、

どうぞよろしくお願いいたします。


2020年6月29日


二丁目の魁カミングアウト

白鳥白鳥(しらとりはくちょう)


志保(しほ) 


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また、2017年11月より各種業務についてサポートいただいておりました株式会社クリアストーンとの契約を、本年6月30日(火)をもって終了することをあわせてご報告いたします。


様々な場面でお力添えいただきましたこと、この場をお借りして深く感謝申し上げます。


今後は、現在のマネージャーやスタッフは変わらず、将来の法人化も視野に「G.A.Yエンターテインメント」プロジェクトを立ち上げ、チーム一丸となって活動して参ります。


なお、今後二丁目の魁カミングアウト宛にファンレターをお送りいただける際は、下記宛先までお送りいただきますようお願い致します。

====================

〒164-0012

東京都中野区本町1-29-7

G.A.Yエンターテインメント 宛

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これからもご支援ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。


2020年6月29日

二丁目の魁カミングアウト





以下、プロデューサー・ミキティー本物からのコメントとなります。


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いつも二丁目の魁カミングアウトの応援ありがとうございます。ミキティー本物です。


発表がありました通り、二丁目の魁カミングアウトのメンバーである白鳥白鳥が今月末をもって活動を終了いたします。


本当に急な発表でごめんなさい。


私にとって、二丁目の魁カミングアウトの活動に何よりも一番大切なのはメンバーです。


このメンバーとこれからも一緒に居られるのならば、ゲイアイドルというコンセプトを捨てて、新しい形のアイドルとして歩む道を選ぶことも考えていました。


どんな形でもいいから、二丁目の魁カミングアウトとしてこの3人で一緒にアイドル活動を続けたいという気持ちしかなかったのですが、一緒に何度も話し合い、白ちゃんが思う”なりたい自分”だったり、これから新しくチャレンジしたいことなどを聞いて、その気持ちを尊重したいと思い、活動の終了を一緒に決めました。


はじめに白鳥から話を聞いたときは、今まで一緒に活動してきた中で白鳥が抱えていたこと、悩んでいたことに気付くことが出来なくてごめんね、という気持ちでいっぱいでした。


去年末にきまるの脱退もあり、そして白ちゃんの活動終了と、誰のせいでもなく、誰が悪いわけでもないのはわかっているし、頭ではちゃんと理解出来ているのに、まさか二丁目の魁カミングアウトがこうして離れ離れになる日が来るとは思ってもいませんでした。


今回の白鳥の活動終了と共に、お世話になっていた会社とも離れることとなり、考ることが多すぎて、頭で考えようとしても心が付いていかず、心で感じても今度は頭が思考停止してるような時間がしばらく続いていました。


そんなある日、今後の事をぺいちゃんとたくさん話しました。

その時の私は自信も無く、未来が見えず、今何をすれば良いのかもわからない状態でした。


しかしぺいちゃんは、また二人に戻ったね、でもあの頃と違うのは応援してくれるファンがたくさんいることだよ、と笑って話してくれました。

ここまで来れたんだから何度でもやり直せるよって、そんなぺいちゃんの言葉のおかげで少しずつ立ち直り、こうして決心することが出来ました。


今までの活動を人生の誇りだと言ってくれた、白ちゃんの言葉にも救われました。


そしてこんな状況の中、私に付いていくと決心してくれたスタッフにも本当に感謝しかないです。


だから私は、どんな事が起ころうとも二丁目の魁カミングアウトのミキティー本物として生きていくと決めました。


メンバーであり、プロデューサーであり、振付も作曲も作詞もやってきました。

それなら今度は会社も立ち上げて、出来ること全部やってやろうという気持ちです。


わたしはぺいちゃん、白鳥白鳥、きまるモッコリと4人で過ごした二丁目の魁カミングアウトが大好きです。

多分、どんなに時が経っても忘れる事はありません。


でも私は、これからどんな進化を遂げても、最高だと思ってもらえるような二丁目の魁カミングアウトをこれからも作っていきたいと思っています。


今後、白鳥とは同じグループでの活動は無くなってしまうけど、これからも白鳥とはたくさん関わっていくし、一緒に生きていきます。


これから新しい一歩を踏み出す白鳥をどうか温かく送り出して、今後も優しく見守って頂けたら嬉しいです。


そして、二丁目の魁カミングアウトも新たな一歩を踏み出します。

新しい環境に不安もたくさんありますが、応援してくれるおなカマのみんなと一緒にこれからも思い出をひとつずつ大切に積み上げていきたいです。


そして、もっと自分のことを好きになれるような活動をしていきたいと思っています。


ライブやイベントが開催出来ず、直接会えない日々が続いていますが、おなカマのみんなの応援してくれている気持ちがすごく嬉しいです。

皆さんの気持ちにはこれからもたくさん甘えてしまうかもしれません。


私たちにとって、おなカマのみんなの存在は誇りだし、声援は大きな力の源になっています。


これからも二丁目の魁カミングアウトを変わらず応援して頂けると嬉しいです。


2020年6月29日


二丁目の魁カミングアウト

ミキティー本物



新しい道へと進む3人をこれからもどうぞよろしくお願い致します。


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